ダイヤモンドは、“硬度”10、“比重”3.52と云う性質です。
ダイヤモンドの硬さは、古くから良く知られていたと云います。
摩擦や引っ掻き傷に対する強さを云う「モース硬度」の10は、
天然のモノとして、最高です。
硬い理由は、炭素同士の共有結合にあります。
同じ元素の石墨(グラファイト)が、不安定な層状の構造であるのに対して、
ダイヤモンドは、立方晶の構造となっているのです。
「ヌーブ硬度」でも、飛び抜けて硬く、「ビッカース硬度」も、70~150GPaです。
ダイヤモンドの“靭性”は、“水晶”と同じ7.5とされ、
“ルビー”や“サファイア”の8.0より低いとされています。
つまり、靭性は、それほど大きくなく、
瞬間的に加わる力に対しては弱い面があると云われています。
たとえば、金槌で上から叩けば、粉々になると云われています。
一定の面に沿っては、割れ易いと云う“劈開性”があるのです。
ダイヤモンドは、結晶方向に対する角度を考慮して、
瞬間的に大きな力を加えた場合などでは、壊す事が出来るとされています。
ダイヤモンドは、薬品や光線に、長年曝されても、無変化で、
常温・常圧状態では、“準安定状態”を保つと云われています。
また、硫酸や塩酸に対しても、無変化だとされています。
ダイヤモンド・ジュエリーについては、皮脂が影響し、
その油膜で輝きが鈍くなると云う事があります。
中性洗剤や洗顔料を使うと、油がとれて、輝きが戻るとされています。
また、ダイヤモンドは、水には、なじまず、弾いてしまうと云う性質があります。